
デリケートゾーンがちょっと臭い。もしかしてすそわきが?こんな疑問が浮かんでも、デリケートゾーンはいろいろな臭いがある場所なので、すそわきがの臭いなのか他の要因での臭いなのかがわかりにくいと思います。
臭いの原因を見誤ると適切な対処ができないので、いくらがんばって対処してても臭いに悩まされ続けることになってしまいます。
デリケートゾーンの臭いだけで判別するのは難しいですが、しものわきがは臭い以外のポイントをセルフチェックすることで判別できます。わざわざ誰かに臭いを嗅いでもらって「これってすそわきが?」なんて聞くのも恥ずかしいので、まずはすそわきがのセルフチェックをしてみましょう。
目次
すそわきがのセルフチェック方法

すそわきがのセルフチェックは、5つポイントを確認することですそわきがを判別していきます。
- 両親がわきが体質かどうか
- 下着に黄色い汗じみがつくかどうか
- 耳垢が湿っているかどうか
- 乳輪や乳首からも臭いがするかどうか
- 陰毛が太く濃いかどうか
両親がわきが体質

すそわきがは体質の遺伝が主な原因で発症する可能性が高くなります。そのため、両親がすそわきが体質の場合、自分も体質的にすそわきがになる可能性が高いというわけです。
しかし、いくら身内とはいえすそわきがかどうかまで把握している人は少ないと思います。そこで、わきがもすそわきがも臭いの発生メカニズムは同じなので、わきがかどうかがポイントになります。
両親がわきが体質の場合、75%以上の確率で子供にもわきが体質が受け継がれると言われています。わきが体質が片親だけの場合でも、その確率は50%もあります。
親がわきが体質だからといって必ずしもわきが体質というわけではありませんし、親がわきが体質じゃないからといって必ずしも大丈夫というわけではありませんが、一定の判断基準としては役立ちます。
下着に黄色い汗じみがつく

すそわきがの原因になるアポクリン汗腺から分泌される汗は、脂質やたんぱく質などを多く含みますが、汗じみが黄色くなるのはリポフスチンという色素を多く含むためです。
黄色い汗じみ(黄ばみ)がつくということは、アポクリン汗を多くかいていることになるので、すそわきがの可能性が高いということになります。
エクリン線から分泌される汗でも全く汗じみができないというわけではありませんが、色が薄く汗じみの境界がはっきりしません。一方、アポクリン汗では色が濃く、黄ばみの境界もはっきりしているという特徴があります。
ただ、色柄物の下着を身につけていたり、おりものや経血などが付着してよく分からない場合もあります。そのような時には、ガーゼやコットンなどを固定して汗じみを確認する方法があります。
ガーゼやコットンを長方形にカットして、性器の脇の毛の生える部分にテープなどで固定します。デリケートゾーンのアポクリン汗腺は、Iライン周辺に密集しているためです。
数時間そのままにし、外した時に黄ばみや臭いを確認しましょう。濃い黄ばみが付いていたらすそわきが確定です。
耳垢が湿っている

耳の中もアポクリン汗腺が多いところです。発汗が多いと耳垢が湿って、べたついた耳垢になります。耳垢の湿り具合がひどい人ほど、すそわきがの臭いも強い傾向があります。
アポクリン汗はリポフスチンという色素を多く含むため、綿棒などで掃除すると黄色っぽくなるのもわきが体質の特徴と言えます。
アポクリン汗が多く分泌されて湿った耳の垢のことを軟耳垢と言い、わきが体質の人の98%は軟耳垢と言われているので、耳垢が湿っている場合はすそわきがの可能性が高くなります。
乳輪や乳首からも臭いがする

乳輪や乳首周りもアポクリン汗腺が多いところです。デリケートゾーンや腋と違い、あまり臭いの原因物質の多くないところなので、臭いがするかどうかの判断はしやすい場所です。
チチガとも言われる乳首周りのワキガ臭ですが、チチガが発症している場合は高確率ですそわきがの可能性があります。
デリケートゾーンと違い、パートナーが臭いを指摘しやすい場所でもあるので、「なんか臭わない?」なんて指摘されたことがある女性は、チチガだけでなくすそわきがの対策もしっかりしておきましょう。
陰毛が太く濃い

陰毛の1本1本が太かったり、1つの毛穴から2本の毛が生えているなどして陰毛が濃い場合はすそわきがの可能性が高いです。
剛毛と感じてる人ほどアポクリン汗腺が多い傾向にあり、すそわきがの可能性も高くなります。
セルフチェックですそわきがに気付いたら

セルフチェックですそわきがに気付けたら、次はしっかりすそわきが対策をしていきましょう。すそわきがを自覚できたなら、対策することですそわきがの臭いをかなり軽減することができます。
- デリケートゾーンのムレ
- 陰部のの不衛生
- 食習慣
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレス
これらがすそわきがの臭いが強くなる原因です。それぞれを対策することで、臭いを気にならない程度に抑えることは可能です。
デリケートゾーンのムレや陰部の不衛生はすぐにでも改善・対策できます。大切なのは、日常的に対策を行っておくことです。