
デリケートゾーンのかぶれはかゆみがあったりして、もしかしたら性病かも?と思うと恥ずかしいですし、なかなか人には相談できないですよね。
できれば相談せずに内緒で解決したいけど、デリケートゾーンのことだけにセルフケアをして症状が悪化したら怖いなって思います。一言にデリケートゾーンのかぶれといっても、症状や原因によって自分で解決できるものやできないもの、相談先も変わってきます。
そんな時にはどうしたら良いのか、症状や原因別に対処法をまとめました。
デリケートゾーンかぶれの原因
なぜデリケートゾーンがかぶれてしまうのか?主な原因は大きく分けて3つあります。
1.ムレが原因でかぶれる場合
生理中にかぶれてしまう事が多い人はナプキンをあてていることによる蒸れが主な原因です。生理中はナプキンをあてていることでどうしても湿った状態が続きます。その状態のまま経血や汗などがナプキンに吸収されずにいると、かぶれがおきてしまいます。赤ちゃんがオムツでかぶれてしまうオムツかぶれと同じ原因ですね。肌が弱い人に多いかぶれの原因です。
2.摩擦が原因でかぶれる場合
生理用ナプキンとデリケートゾーンの皮膚が摩擦をおこしてかぶれてしまう事があります。ナプキンの材質が肌に合わなかったり肌が乾燥していることによる摩擦で皮膚がこすれてかぶれてしまうという症状です。下着の素材や材質が肌に合わずこすられることでデリケートゾーンと下着などが摩擦を生じてかぶれてしうといった摩擦かぶれは生理の時以外でかぶれてしまう事が多いです。
3.ストレスや体調不良によるホルモンバランスの乱れ
ストレスが続いたり仕事で疲れがたまって体調不良になったりしてホルモンバランスが乱れます。そうすると免疫力も低下しデリケートゾーンがかぶれやすくなります。ストレスが原因で体の各所にかぶれが出来たりかゆくなったりという症状が出ることがあり、そういった症状が出やすいのが肌の弱い部分です。特にデリケートゾーンはそういった症状があらわれやすい場所なんです。
かぶれてしまったときの対策やケア方法は?
●生理中にかぶれてしまうとき
生理中のかぶれはナプキンが原因の場合があるのでナプキンを変えてみるという方法があります。人によって製造元メーカーや商品別でかぶれたりかぶれなったりがありますので、今使っている物とは違うものをためしてみましょう。かぶれやすいときはコットン素材などの肌への刺激が少ないタイプを選びます。
それでもかぶれてしまうというときにはタンポンへ切り替えたり布ナプキンを使用するという方法もあります。デリケートゾーンが摩擦や下着の素材などでかぶれてしまうという人は、もともと皮膚が弱い可能性があります。そういった場合にはアレルギーの疑いもありますので一度産婦人科や皮膚科を受診して相談してみましょう。もともとアレルギー体質な場合には、肌の弱いデリケートゾーンに症状が出やすくなっていることがあります。
●デリケートゾーンは清潔に
月経中はナプキンをこまめにとりかえて常に清潔を心がけましょう。清潔にすることがかぶれ対策になりますので毎日入浴かシャワーなどで清潔に保ちます。かぶれてしまったときは石鹸で強くゴシゴシと洗ってしまってはいけません。ボディーソープなどに含まれる界面活性剤は刺激が強くかえってかぶれなどの炎症を悪化させてしまう恐れがあります。かぶれてしまったときにはお湯で洗い流す程度にして強く洗う事はやめましょう。
●ストレスがあったり体調不良の時
ストレスや体調不良によって一時的に抵抗力が弱まってしまい、デリケートゾーンがかぶれてしまうという症状の時にはしっかり休養を取ることが一番の対策です。体の抵抗力が落ちる事によって皮膚の弱い部分、特にデリケートゾーンがかぶれやすくなってしまうということがあります。
ホルモンバランスのくずれは月経周期や生理不順などにもつながるので、ますます体調が悪化してしまいます。そうならない為に日頃からの体調管理をしっかりして、かぶれが出ないようにしましょう。
デリケートゾーンの主な病気とその症状
デリケートゾーンがかぶれてしまう原因の多くは肌トラブルが原因となりますが、それ以外でかぶれてしまったり、かゆい場合は病気の可能性もあります。おりものの異常もみられる場合には医療機関を受診しましょう。主なデリケートゾーンの病気と症状は次の通りです。
かゆみ・はれ・おりものと全体的に強いかゆみが発生する。
夜間などにかゆみが増すこともある。
かゆみ・ただれ・濃いおりものに細かい泡がある入る事もある。
排尿時のいたみがある。
かゆみ・陰毛にフケ
毛根に寄生する毛じらみでセックス時やプールなどで感染する可能性あり。
かゆみ・赤いポツポツ
寄生虫が寄生する為にかゆみが強く眠れないほど。
病気の場合は「かぶれ」だけでなく「かゆみ」が強く発生することが多く、見た目での症状が確認できます。かぶれと同時に強いかゆみがある時には早めに医療機関を受診したほうが良いです。
かぶれているだけなら、皮膚や肌がムレたり擦れたりといったことが原因なので、セルフケアで済みそうですね。生理用品や下着の素材などの直接肌に触れる製品は自分にあっている物なのか十分注意しましょう。