デリケートゾーンは洗わない方がいいってホント?ウソ?

デリケートゾーン洗わない

デリケートゾーンは洗わない方がいいなんて話、聞いたことありませんか?

たいていの人はこんなことを聞いても「ウソでしょ」と信じないと思いますが、少数ながら信じて洗わないようにしている人もいますし、デリケートゾーンには確かに頻繁に洗わない方がいい部分もあります。

洗った方がいいのか洗わない方がいいのかという話なら、もちろんデリケートゾーンは洗うべきです。体の中でも不衛生になりやすい部分ですし、常に衣服に覆われて雑菌が繁殖しやすく、洗わなければ臭いやかゆみといったトラブルが発生しやすくなるのは想像できると思います。

では、なぜ洗わない方がいいなんて都市伝説のような話が出てきたのでしょうか?

おそらくデリケートゾーンの正しい洗い方が、人づてに歪んでいった話だと思われます。ゴシゴシ洗わない方がいいとか膣内は洗わない方がいいといった表現が、なぜか洗わない方がいいというところだけ伝わっていった感じです。

デリケートゾーンは間違いなく洗った方がいいのですが、デリケートゾーンはその名の通りデリケートな部分なので、洗い方にも注意点があります。洗い方次第では、洗わない方が「まだまし」なんてこともあるので確認しておきましょう。

そもそもデリケートゾーンってどこのこと?

デリケートゾーンどこ?

デリケートゾーンってどこのことを指している言葉だと思いますか?デリケートゾーンという言葉だけ聞くと、VIOライン全体をイメージする人やIOラインだけをイメージする人、アソコ周辺をイメージする人と様々だと思います。

なぜハッキリしないかというと、デリケートゾーンは和製英語だからです。サラリーマンを思い浮かべてもらうとわかりやすいと思いますが、サラリーマンと聞くとスーツに身を固めている人達を想像しませんか?サラリーマンも和製英語で、意味合いから考えるとお給料をもらって働いている男性は、たとえ土木作業員でもサラリーマンです。

耳触りのいい言葉は、本来の意味とは関係なく使われ始め、それぞれの捉え方次第でイメージが定着してしまいます。デリケートゾーンもその一つ。これらのこともデリケートゾーンを洗わない方がいいと誤解される一因になっていそうです。

デリケートゾーンは生殖器を指す言葉のようです。ただ、一般的にはVIOゾーン全体を指して使われることが多くなっています。

デリケートゾーンで洗ってはいけないところってどこ?

膣内は洗わない

完全に洗ってはいけないというわけではありませんが、膣内はなるべく洗わないようにしてください。もし洗うのであれば、専用の膣内洗浄剤を使うようにしてください。ただし、頻繁に洗わないようにしましょう。

膣内は自浄作用が働いていて、常に酸性に保たれています。この自浄作用もデーデルライン桿菌という乳酸菌の一種が重要な働きをしていて、石鹸などがデーデルライン桿菌を除菌してしまい膣内のphバランスが崩れると、カンジタなどの病気にかかりやすくなってしまいます。

膣内を洗うとおりものなどもスッキリ洗い流せますが、逆におりものの分泌量が増えてデリケートゾーンの臭いが強くなってしまったり、抵抗力が弱まって感染症になりやすくなったりするので、膣内を洗うのは最低限に留めておきましょう。

デリケートゾーンの洗い過ぎはトラブルのもと

デリケートゾーントラブル

デリケートゾーンは、おりものや経血などの汚物が肌に触れてしまうところなので、こまめにきれいにしておきたいところです。しかし、デリケートゾーンの清潔さを意識すればするほど陥ってしまう罠があります。

頻繁にデリケートゾーンを洗ったり拭ったりし過ぎると肌トラブルを起こし、かえって臭いやかゆみ、黒ずみといったデリケートゾーンのトラブルを引き起こす結果になってしまいます。

特に洗い過ぎは皮膚の乾燥を招きます。乾燥によって肌のバリア機能が低下し、皮膚の悪玉菌が定着しやすくなります。そうなると皮脂を多く分泌して、乾燥した肌を守ろうとするのですが、それが雑菌のエサを増やすことになり、悪玉菌が繁殖しやすい環境が整ってしまうことになります。

デリケートゾーンの臭いは雑菌が皮脂などを分解することで発生しますし、雑菌が増えればかゆみを感じることもあります。頻繁に洗うのではなく、適度な洗浄と適切な肌ケアで雑菌を寄せ付けない肌環境を保つようにしましょう。

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デリケートゾーンはとにかくやさしく洗う

デリケートゾーン泡洗浄

デリケートゾーンの皮膚は、顔で一番角質層の薄いまぶたよりも薄いので、とにかくやさしく洗うことが肝心です。

なるべく刺激を与えないように石鹸は低刺激で泡立ちの良いものを使い、ナイロンタオルやスポンジなどは使わずに泡を転がすように泡洗浄します。陰部は複雑な構造をしているので、泡を転がすだけではよく洗えません。指の腹の部分を使ってやさしく洗います。

大陰唇と小陰唇の間には恥垢が溜まりやすいので、ヒダの部分を指で開きながら隅々まで洗うようにしてください。その際は、爪が当たって傷つきやすいので注意しましょう。

市販されているボディーソープは洗浄力が強く刺激性の高い成分が配合されているものも多いので、できるかぎりデリケートゾーン用の石鹸を使って肌への負担を少なくすることで、余計なデリケートゾーンのトラブルを避けるようにしましょう。

デリケートゾーンを洗わない方がいいというのは、根拠のない都市伝説です。しっかり洗って清潔に保っておきましょう。

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