デリケートゾーンの黒ずみにオロナインは効果ある?うわさの真相

デリケートゾーン黒ずみ

黒ずみにオロナインが効果ある。そんなうわさがありますね。それならと、デリケートゾーンの黒ずみが気になるから塗ってみようなんて試してみる人もいるかもしれませんが、安易にやってはいけません

大塚製薬のオロナイン軟膏は、一般的になじみ深く、誰もが一度は使ったことがあるのではないでしょうか?その分、身近な軟膏薬としてとりあえずオロナイン塗っておこうというくらい、安易に使用してしまいがちですが、オロナインはあくまでも「薬」です。

適正な使い方をすれば非常に効果的に働きますが、間違った使い方をすれば副作用も心配されるのが薬です。オロナインは第2類医薬品です。とりわけ大きな副作用や相互作用のリスクがあるわけではありませんが、それでもデリケートゾーンへ使用するなら慎重になりましょう。

結論から言えば、デリケートゾーンの黒ずみにオロナインが効果あるというのは、あくまでうわさでしかありません。改善効果には期待できません

その理由や、なぜそんなうわさになっているのかというところを見ていきます。

オロナインになぜ黒ずみに効果あるなんてうわさがあるの?

オロナインはデリケートゾーンの黒ずみに効果が期待できない言いましたが、なぜ黒ずみに効果があるなんてうわさが出てきたのでしょうか?

オロナインの効果・効能の中に「にきび」があります。にきびは状態によっていろいろ種類があり、その中に黒ニキビというものがあります。ニキビの中心付近に黒い点のようなものがあり、これを黒ずみと呼んだりします。

黒ニキビの黒ずみの原因は、毛穴の奥に詰まった皮脂などが酸化して、皮膚表面から見える所で黒くなったものです。オロナインにはにきびを治す効果があり、ニキビの改善と共に黒ずみも解消していくことができます。

おそらくこの黒ずみ違いから、うわさが出たというのが真相のようです。同じ黒ずみでも、デリケートゾーンの黒ずみは全く別物です。黒ずみを起こしている原因が違うので、ニキビの黒ずみと同じ様には解消できません。では、なんでオロナインでデリケートゾーンの黒ずみが解消できないのかを見ていきます。

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なぜオロナインでデリケートゾーンの黒ずみは改善しないのか

デリケートゾーンオロナイン

デリケートゾーンの黒ずみの原因は、主にメラニンの色素沈着です。顔のシミなどと原因は同じで、メラニンの発生を抑えたり、沈着色素の排出を促したりといったことで改善が見込めます。しかし、オロナインは殺菌・消毒が主となる効果です。そのため、デリケートゾーンの黒ずみには効果が期待できないのです。

もう少し詳細に、オロナインとデリケートゾーンの黒ずみについて解説していきます。

オロナインの効果・効能

オロナインは医薬品なので、効果・効能が明示されています。

オロナインの効果・効能

にきび、吹出物、はたけ、やけど(かるいもの)、ひび、しもやけ、あかぎれ、きず、水虫(じゅくじゅくしていないもの)、たむし、いんきん、しらくも

オロナイン公式サイト

医薬品ですので効果・効能は、これ以上でもなくこれ以下でもありません。もちろんデリケートゾーンの黒ずみはありませんね。

オロナインの主要成分は、クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%)というものです。これは、皮膚に低刺激な殺菌作用のある薬剤なので、オロナインの効能は殺菌作用によって改善するものになります。

デリケートゾーンの黒ずみはメラニンの色素沈着

デリケートゾーンの黒ずみは、炎症や雑菌によるものではなく、メラニンの色素沈着が主な原因です。

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そのため、デリケートゾーンの黒ずみを改善するポイントは、メラニンの発生を抑制して増やさないことと、すでに色素沈着してしまったメラニンの排出を促すことになります。

一般的に美白成分と呼ばれるものは、メラニンの生成を抑制する働きのある成分なので、デリケートゾーンの黒ずみ改善に役立つ成分です。そのため、デリケートゾーンの黒ずみ対策としては、美白成分の含まれるケア商品の使用が大切になります。

デリケートゾーンの黒ずみは、傷や炎症といったものではないので、オロナインのような殺菌作用を主体とした商品では改善できなあいということになります。

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デリケートゾーンにオロナインの安易な使用は危険

何度も言いますが、オロナインは薬です。間違った使い方をすると副作用のリスクが否めないのが薬で、その分強い効果に期待できるのが薬のいいところでもあります。

デリケートゾーンの黒ずみ対策としてはオロナインは役に立ちません。必要のないところにオロナインを塗布すれば、皮膚の弱い人ならかえって炎症を起こす可能性もあります。

また、皮膚には皮膚常在菌などお肌を守るのに必要な菌も存在しますが、オロナインの殺菌効果で常在菌のバランスを崩し、バリア機能が損なわれて黒ずみがひどくなるといったことも考えられます。特に陰部には使用してはいけません。

オロナインが悪いわけでもなく、単に間違ったうわさが広まっているだけなので、オロナインはオロナインとして必要に応じて使用するのは問題ありません。むしろ、ものすごく良い薬です。

同様に、デリケートゾーンのケアには、デリケートゾーン専用に作られているものを使用するのが効果的ですね。

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