デリケートゾーンに傷 フェミニーナ軟膏で改善できる?

キズにフェミニーナ軟膏

デリケートゾーンをつけてしまうことは多くはないと思いますが、虫刺されなどで皮膚が傷つくほど掻きむしってしまう人がいるように、かゆみに弱く、デリケートゾーンでも掻いてるうちに引っ掻き傷になってしまうことがあります。

デリケートゾーンにキズがあると痛がゆくて、気になってしかたないですよね。そんな時に思い浮かぶのがオロナインのような軟膏薬。軽い傷なら軟膏薬を塗っておけば大丈夫なんてイメージがあるので、デリケートゾーンならフェミニーナ軟膏を思い浮かべる人が多いと思います。

しかし、フェミニーナ軟膏を傷に塗って、直接的に傷が治るという効果には期待できません。フェミニーナ軟膏は鎮痒消炎薬。つまり、かゆみや炎症を抑える薬であって、創傷部位の治癒を目的とした薬ではないからです。

フェミニーナ軟膏はデリケートゾーンを傷つける前のかゆみに効果的なので、うまく活用してかゆみを解消し、デリケートゾーンにキズを作らないようにしましょう。

デリケートゾーンに傷ができてしまったら

デリケートゾーンの傷

デリケートゾーンと言ってもVIOのどこに傷ができてしまったかによって対応策は変わってきます。鼠径部(Vライン)にできた傷にはオロナインなどの軟膏薬を塗っても問題ありません。

問題なのはIOラインですね。オロナインもフェミニーナ軟膏も粘膜部(大陰唇より内側)には使用できません。もし粘膜部に傷を作ってしまった場合は医師に相談することが第一です

大陰唇の外側に傷ができた場合でもオロナインを直接塗るのはよくありません。皮膚の薄い陰部周辺には刺激が強いからです。もし塗るのであれば、少し水で薄めたものをガーゼ等に塗布し、粘膜部に触れないように固定するのがいいでしょう。

ただし、オロナインも万能ではありません。かぶれや湿疹がある皮膚に塗ることは禁止されているので、かぶれなどのかゆみを解消するのに傷を作ってしまった場合には使用できません。フェミニーナ軟膏はかぶれや湿疹のある部位にも塗布できますが、鎮痒消炎作用しかないので傷を治すことはできません。

そうなると、陰部周辺の小さな傷は、患部周辺を衛生的に保ち自然治癒を待つというのがいいですね。自然治癒を待てないほどの傷と感じるのであれば、すぐに病院に行くのが最善策です。

たとえ軟膏でも効果が期待できないものを塗れば改善を遅らせるだけなので、しっかり確認してから使用するようにしましょう。

フェミニーナ軟膏の効果と注意点

フェミニーナ軟膏

デリケートゾーンの塗り薬として認知度の高い小林製薬のフェミニーナ軟膏。デリケートゾーンに肌トラブルが起こった際の救世主的存在です。しかし、そんフェミニーナ軟膏も万能薬ではありません。どのような症状に効果があるのか、しっかり把握しておきましょう。

フェミニーナ軟膏は鎮痒消炎薬です。かゆみや炎症を抑える効果があります。親水性のクリームなのでべたつかず、使用感がいいのも特徴です。

フェミニーナ軟膏の主要成分
  • リドカイン:かゆみを鎮める局所麻酔成分
  • ジフェンヒドラミン塩酸塩:かゆみの発症を抑える抗ヒスタミン成分
  • イソプロピルメチルフェノール:雑菌の発生を抑える殺菌成分
  • トコフェロール酢酸エステル:血行を促進して肌の新陳代謝を高めるビタミンE

デリケートゾーンは肌が弱いうえに汚物等によって衛生環境がどうしても悪くなりやすく、下着や生理用品などの刺激も受けやすいので、かゆみやかぶれが発生しやすい場所です。

場所が場所だけに頻繁に掻いてるのも恥ずかしいですし、常に複数枚の着衣を身につけてる場所なので思ったところが掻けなくイライラしてしまうこともあります。かぶれてたら痛くて掻きたくても掻けないこともありますしね。

おりものや経血によるかゆみや汗ムレによるかゆみ、繊維刺激や接触性皮膚炎による外陰掻痒症やかぶれなどにフェミニーナ軟膏は効果的です。

しかしデリケートゾーンのかゆみでも、膣カンジダやトリコモナス膣炎などといった感染症によるかゆみには効果がありません。感染症の場合はおりものの色や臭いが変化するものも多いので、異変を感じたらすぐに医師に相談するようにしましょう。

注意してもらいたいのは、フェミニーナ軟膏にはかゆみや炎症を和らげる働きしかないということです。かゆみや炎症の根本的な原因を治癒するものではありません

かぶれの原因が下着の化学繊維であれば材質の違う下着を身につけるようにするとか、かゆみの原因がおりものであれば衛生用品をこまめに取り換えるようにするなど、根本原因への対応策を忘れないようにしましょう。

参考文献:フェミニーナ軟膏添付文章

傷になるほど我慢できないかゆみは病院へ

かゆみ

デリケートゾーンのかゆみは一時的なことが多いですが、傷になるほど掻いてしまうというのは慢性的にかゆみを感じているからだと思います。あからさまな肌荒れならいいのですが、陰部のかゆみは感染症や病気のサインとして現れる場合もあります。

性交渉などがきっかけで強いかゆみを感じ始めたときは性感染症も疑われますし、トリコモナス膣炎・いんきんたむし・毛ジラミなどの感染症は温泉やプールなどでも感染する可能性があります。カンジダにいたっては、疲労やストレスなどで免疫力が低下している時に自己感染することが多い病気です。

陰部のかゆみはバカにできないので、慢性的なかゆみを感じる場合は病院を受診してください。恥ずかしいかもしれませんが、皮膚科や婦人科でも女性の医師が多くいます。

病院に問い合わせれば教えてもらえますし、公益社団法人日本皮膚科学会のサイトでは各都道府県の皮膚科専門医の所属病院などが分かるようになっています。女性の医師のいる病院に行けば、多少恥ずかしさも和らぐはずです。

デリケートゾーンかゆみ

デリケートゾーンのかゆみ対策 もう我慢しない!

2017年6月28日